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What is I.I.R.? 

 国際関係会(I.I.R.)は、全塾生から毎年支払われている塾費の一部を資金として活動を行っている、慶應義塾大学の福利厚生機関です。中心となる活動のひとつは「プロジェクト」といわれるもので、これは I.I.R.が年 2 回、海外の提携をもつ大学から学生を日本に招待し、観光や企業訪問などの企画を 2 週間にわたって開催するものです。この際、彼らの日本滞在中の基本経費は塾費から出してもらっているため、海外から派遣される学生はプログラム参加費を支払う必要はありません。

 そしてもうひとつの I.I.R.の活動は、海外で開催される短期国際交流プログラムに塾生の皆様を派遣することです。私たち I.I.R.の紹介によって派遣される塾生は、現地でかかる費用のほとんどを受け入れ先の機関が負担してくれます。ここに Give & Take の関係が成り立っているのです。 私たち I.I.R.は「国際親善・相互理解」を目的としてこのような活動を行っています。

Background

I.I.R.は慶應義塾大学で活動する国際交流団体としては最古のものです。1950年頃、アメリカのスタンフォード大学の学生団体から、慶應の学生を受け入れたいとの誘いがありました。当時、日本には交換留学を担う費用や機関がありませんでした。この申し出に答えるために組織されたのが、今のI.I.R.の前身である「スタンフォード委員会」です。同委員会は、文連の一つとして組織され、終戦直後であった当時呼び集めることが困難であった留学生を受け入れるための費用をバザーやパーティーによって大学の代わりに集めました。こうして準備を整えた委員会は第一回交換留学生を1956 年にスタンフォード大学へ4人派遣し、翌年にスタンフォード大学の学生を受け入れたのです。スタンフォード委員会は、 International Relations Committee (I.R.C)と名を改め、交換に必要な資金を工面し、その活動をより発展させるために努力しました。後に、財界やその他の人々の協力により、日本で最初の学生による交換留学が実現しました。I.R.C.は、塾内の 福利厚生機関として正式に認められ、今日の Institute of International Relations (I.I.R.)となりました。

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